

大磯町で終活 大磯のお葬式とお墓情報
大磯町の終活情報
大磯終活

大磯町民のための終活情報
「終活」は近年生まれた言葉です。
終活とは自分の人生の最期に向けて、自分のために、さらには家族のために準備を行う活動のことをいいます。
終活の内容を挙げていくとキリがないのですが、準備しなくてはいけない必要最低限の内容は「お葬式」と「お墓」です。
なぜならば、介護、相続関係や遺品整理は家族が頑張れば自力で解決できます。
しかしお葬式やお墓はどんなに頑張っても、専門家の手を借りないと行うことができません。
「大磯終活」は、大磯に住んでいる方々のために、大磯町内のお葬式・お墓情報をご紹介します。

お葬式は高すぎる!
終活といえば「お葬式」と「お墓」ですが、60代以上の方々は自分のために、60代以下の方々は自分の親のために考えなければいけない問題です。
ここで全国のお葬式の平均額がどれぐらいかみてみましょう。
お葬式 全国平均 190万円前後
お墓 全国平均 200万円前後
もちろん、地域によって差はありますし、お葬式の規模や、どこでお墓を建てるかで金額は大幅に変わります。
しかし、一般的なお葬式を行なって、一般的なお墓を持つとなると400万円前後の費用が必要だということは覚えておきましょう。
大磯町の場合はお葬式は全国平均に近いのですが、「大磯ブランド」もあるのでお墓は安くはありません。
大磯町内のお葬式・お墓は
あまり選択肢はない
大磯育ちの方は誰しもが最期も大磯で、と思われるでしょう。
もうすでに大磯町内のお寺の檀家でしたら、すでにお墓はお寺にありますし、お葬式もお寺の住職が相談に乗ってくれると思いますので、あまり心配はいりません。
逆に言うとお寺の檀家の場合は、お葬式やお墓に関しては、ほとんど選択肢はありません。
お寺の檀家じゃない方は、お葬式もお墓も自由に選ぶことができるのですが、大磯町内での選択肢は多くはありません。
まず大磯町内でお葬式を行う場合は。葬儀社のセレモニーホールが二か所、あとは本堂でお葬式を行なっているお寺が数件あります。
お別れの儀式を一切せずに火葬だけしたいという方は葬儀社のセレモニーホールで「火葬式」または「直葬」を行えば、低費用で済みます。
故人のご冥福のために、または世間体も考えて、しっかりとお通夜・葬儀・告別式などの伝統的なお葬式を行うとなると、葬儀社のセレモニーホールでは200万円前後費用が掛かってしまいます。
大磯町で、しっかりとしたお葬式を低費用で考えている場合は、お寺が行っている「寺院葬」が選択肢の一つです。
大磯町内でお墓を持ちたい場合は、大磯には霊園が一か所、お寺が18ヶ寺あります。
大磯のお墓で眠りたいという方は、選択肢は19か所となります。
このように、大磯町内でお葬式・お墓を準備される場合は、あまり選択肢はありません。
「お葬式やお墓は大磯駅近くがいい」となると、さらに選択肢は狭くなります。

亡くなってから
お葬式を手配するのは
遅すぎる
結婚式の費用はとても高額なので、式の数ヶ月前から様々な結婚式場を調べたり見積もりをとったりして準備をします。
しかし、ほとんどの方はお葬式の準備をせずに、その日を迎えてしまいます。
例えば病院で亡くなった場合、亡くなってから1時間前後以内に葬儀社を準備してご遺体を搬送しないといけません。
家族を失った悲しみの中、大急ぎで葬儀社を探すのはとても大変ですし、悲しくてそれどころではありません。
多くの病院には提携している葬儀社があるので、葬儀社が決まっていない場合は、病院提携の葬儀社に依頼することになります。
しかし病院提携葬儀社は一般的な葬儀社より葬儀費用が高額になることがほとんどです。
なぜならば病院提携葬儀社になるための契約金等が掛かるため、その分お葬式費用が高くなってしまうのです。
縁起が悪いということで、生前からお葬式の手配をする方はほとんどいません。
しかしお葬式も結婚式と同じように、しっかりと下調べをして、様々な式場を探したり見積もりをとったりして準備をされることをお勧めします。

大磯町民の火葬費用
多くの葬儀社のお葬式プランの中には「火葬費」は含まれていません。
なぜならば、火葬費は亡くなった方が住んでいる場所、そして火葬する場所によって異なりますので、葬儀費用に含まれていません。
大磯町で亡くなられた方のほとんどは「平塚市」「秦野市」「小田原市」のどちらかの火葬場で火葬されます。
平塚市斎場火葬料(故人が市外の場合)
95,000円
秦野市斎場火葬料(故人が市外の場合)
73,000円
小田原市斎場火葬料(故人が市街の場合)
78,000円
※令和2年5月現在
大磯町民の場合は、大磯町から火葬費の補助金(上限5万円)が支給されます。
しかし、50,000円以内では火葬ができないため、どこで火葬したとしても、ご遺族の負担は数万円あるということです。
上記の料金表を比べてみると、秦野市が最も安いので、秦野市の火葬場で火葬をしたいと感じてしまいますが、実はそんなに簡単な話ではありません。
お葬式の日時と、火葬場の混み具合で希望の火葬場に行けない場合もあります。
さらには、火葬場までの移動手段が自家用車でない場合は、大磯から遠い火葬場は移動費がかかってしまいます。
大磯駅を出発点として
平塚市の火葬場まで12キロ
秦野市の火葬場まで17キロ
小田原市の火葬場まで22キロ
このように大磯駅を出発点として、平塚市の火葬場が大磯からもっとも近い火葬場になります。
平塚市の火葬場は確かに高額ですが、移動費などを考えると結果的には他の火葬場より安くなる場合もあるので、葬儀社との念密な打ち合わせが必要となります。

大磯町で低価格だけど
参列者に誇れる
お葬式をするためには
この不況な時代、安くお葬式を済まそうと注目されている「直葬」または「火葬式」。
直葬とは葬儀や告別式など、故人とのお別れの儀式をせずに火葬のみを行う送り方です。
直葬の一番のメリットはその費用です。
一般的な葬儀の平均額は1,900,000円と言われていますが直葬は200,000円前後ほどで行うことができます。
確かに安いことはいいことなのですが、本当にそのようなお別れでいいのでしょうか?
お葬式というのは、亡くなった方のために行う儀式なのですが、同時に遺族の気持ちを整理するためのお別れの儀式でもあります。
仏教徒でなくても、お通夜やお葬式という仏教的儀式を通じて、気持ちの整理ができると言われています。
直葬では遺体安置所から葬儀もせず直接火葬場へ直行するので、気持ちの整理がつかずに、遺骨となったあと虚しさしか残らなかったと、よくいわれます。
さらには、直葬は価格を抑えるために参列者を呼ばす、家族のみで行う場合が多いのですが、故人にちゃんとお別れをしたかった親戚、友人、同僚、近所の方々の気持ちはどうでしょうか。
きちんとお別れできずに火葬されてしまうのは全員にとって辛い事です。
「あの家族はお葬式もせずに故人とお別れもさせてくれなかった」と言われてしまったら遺族はとても辛いでしょう。
「直葬」や「火葬式」という葬法は、お葬式代をケチっているという印象を親戚やご近所の方々に与えてしまうという面もあります。
これらの理由から、もし費用面を考えて直葬を選ぶのならば、同じぐらいの費用でお寺のお葬式「寺院葬」をされたほうが、遺族を含め全員がしっかりと最期のお別れができます。
大磯町内で、親戚やご近所さんをお招きして、誰が見ても恥ずかしくない立派で、なおかつ低価格のお葬式をするには、「寺院葬」という選択肢しかありません。

注目されている
お寺主導のお葬式
「寺院葬」
葬儀社の不透明で高額なお葬式費用、または安いけどしっかりとお別れができない「直葬」により、近年お葬式に対する人々の意識が変わってきました。
「お葬式がこんなに高いとは・・」
「故人はこんな葬式望んでなかったはず」
「安いからとはいえ、身内から隠れるように直葬をするなんて」
葬儀社によってビジネス化してしまったお葬式を、本来のかたちに戻そうと、様々な宗派のお寺が葬儀社ではなくお寺が主導するお葬式を行うようになりました。
お寺が仏様の供養のためにお寺主導でお葬式をする「寺院葬」。
多くのお寺の寺院葬は、お寺の檀家のために行っていますが、一部のお寺の寺院葬は一般にも開放されています。
お寺が主導するお葬式の多くは営利目的ではなく仏様の供養が目的なので、費用がとても低いことが特徴です。
葬儀社の葬儀は祭壇料等の飾りつけがとても高額なのですが、寺の本堂内や境内は元々荘厳に飾られているので、葬儀社のような過剰な設営も必要なく無駄な費用が省けます。
セレモニーホールにはない、厳粛な雰囲気で葬儀を行えます。
大磯のお寺の中には直葬に近い費用でお通夜とお葬式を行って
います。
直葬と同じ費用ならばお通夜とお葬式をしっかり行い、家族だけではなく親戚、友人、同僚や近所の方々をお招きできる寺院葬を選ぶるべきです。

大磯のお墓事情
大磯町は湘南発祥の地と言われていますが、昔から「大磯ブランド」というものがあり、そんな大磯に惹かれて大磯に引っ越される方も多いです。
さらには、海が近い大磯で眠りたいという方も多く、町外から大磯のお墓を購入される方も近年増えています。
しかし、大磯町内でお墓を持ちたい場合は、大磯には霊園が一か所、お寺が18ヶ寺しかありません。
さらには大磯駅から徒歩5分以内のアクセスがいいお寺は7ヶ寺しかありません。
つまり、お墓がない方で大磯でお墓を持ちたい場合は、早めに行動に移さないと、自分が希望しているお墓を持つことが難しくなります。
もうすでに新規のお墓購入を打ち切っているお寺もあるぐらいなので、早めに探されることをお勧めします。
その前に、お墓の種類を説明します。
① お寺の墓地
お寺のお墓を持つ場合は、そのお寺の檀家になる必要があります。お寺によって様々ですが、年間管理料や寄付などが必要となります。
大磯のお寺の多くは数百年ものあいだお寺を維持してきた実績があるので、民間霊園より信頼できるという点はあります。
しかし、無宗教の方にとってはお寺とのお付き合いが面倒だと思われる方もいるでしょう。
② 民間墓地
民間墓地は各種法人に運営を委託された民間企業によって管理・運営されている霊園です。
お寺とくらべて比較的自由度は高めなのですが、価格が高額なことが多いです。
経済的に余裕があって、お寺との関係が面倒だと思われる方は民間墓地をお勧めします。
③ お寺の納骨堂
納骨堂は骨壺のマンションのような施設で、永代供養料を支払い、決められた場所に遺骨を安置します。
永代供養料と聞くと、その遺骨を永遠に納骨堂に安置できると勘違いしてしまいますが、ほとんどの場合は、納骨堂に収められて一定の期間を過ぎた後は遺骨は共同の埋葬地に埋葬されます。
お寺が故人のために行う供養は永遠ですが、納骨堂での安置が永遠ではないというところは注意しましょう。
大磯のお寺の納骨堂の多くは、宗旨・宗派は問われませんので、納骨堂に遺骨を納めたからといって仏教、または檀家になる必要はありません。
④ 自然葬
海や山など故人の思い出の地に、散骨するという方法です。
散骨時には遺骨をパウダー状にしたり、散骨する場所はどこでもいいわけではないので、個人で行うのは現実的ではありません。
勝手に土中に骨を埋蔵すると「墓地、埋葬等に関する法律」によって法律違反となりますので、自然葬を考える場合は専門家に依頼しましょう。
自然葬は墓石や管理料が不要な場合が多いため、最も低費用な埋葬方法となります。
大磯で眠りたいけれど、お墓を持つ費用がないという方は、大磯の海に散骨するという方法もあります。

大磯町でお墓を
探す際の注意点
もし大磯でお墓を探している場合は、マイホームを購入した時以上に、しっかりと下調べをしてから購入しましょう。
マイホームを購入した時より慎重に調べた方がいい理由は、マイホームは持って50年ぐらいです。
しかしお墓というのは、今後自分の子孫が数百年にわたり眠り続ける死後のマイホームです。
そのため、お墓を購入するお寺や霊園が、今後数百年にわたり、そのお墓を維持できるかがポイントになります。
仮に、そのお寺や霊園が経営破綻をしてしまった場合のことを考えて、信頼できるお寺・霊園を時間かけて探しましょう。
まず、お墓を探す際は「お参りする立場」でみてみましょう。
今はお参りできるけどいつか高齢者となり、身体的にお参りが難しくなった場合を考えて
① 駐車場は十分あるか
② 駅から近いか
③ バリアフリーなどお参りしやすい立地条件なのか
ということも重要です。
管理者(お寺なら住職)とちゃんとコミュニケーションがとれるかも重要となります。
様々な条件から価格が見合ってるかもよく考えましょう。
以上のように自分の足で確認して満足の行く場所を見つける事が良い永代供養墓を見つける近道です。
永代供養という選択肢
昔から寺院では跡継ぎがいなくなってしまった檀家のために、お寺が代行して永代(永遠)にわたりお墓のお世話やご供養を行ってきました。
現代は核家族・少子化が進み「お墓は代々継承されるもの」という大前提が崩れかかっています。
また「お墓のことで子供に負担をかけたくない」と考える人も増えています。
そんな背景から、今風な要素が加わった「永代供養墓」が
出来上がりました。
本来は、子供が引継ぎ守るお墓を、お寺や霊園等の運営管理者が代わって供養とお墓の管理をしてくれるというものです。
永代供養墓の契約を交わす際には、永代供養の費用を支払うことになります。
費用は、お寺や霊園によって十万円から百万円以上と違いが
ありますが、高いから良い、安いから悪いということはありません。