趣味を前面にだせ!
あなたの趣味はなんですか?
世の中にはいろんな趣味・特技をもったお坊さんがいます。
そして毎回思うのが「なんでこの方のお寺はそれを前面に出さないのだろうか?」です。
お寺のアピール、宣伝方法は様々なのですがその方法の一つに、その坊さんのもっている特技や趣味ってのがあります。
ってお坊さんに言うと「いやいや、私の趣味は仏教と関係ないので」って返されます。
ならばその趣味と仏教をコラボレーションしてみては?
自分の趣味や特技でお寺をアピールできたら、これほど楽しいことはないと思います。
例えば、模型が大好きなお坊さんの場合。本堂や客殿の片隅にそれらを展示するのはいかがでしょうか?

仏教には興味ない人でも、本堂に自分が好きなタイプの模型がかざっているときけば、そこのお寺に興味が湧きますよね。模型をみたいから参拝に来るってこともあるかもしれません。ということは模型も立派な布教のツールですね。
「いやいや、私の趣味はもっとオタク系のフィギュアなんで・・」と言う方。
そのオタク感を前面にだしてもいいんじゃないでしょうか(檀家さんが許す範囲で)。そのようなオタク要素で有名になった通称「萌え寺(検索すればでてきますよ)」も、当時は異色感溢れていましたが、今では超がつくほど有名です。
ちなみに私はもともと医療従事者で趣味が医療ですので、自坊では医学の趣味&特技を前面にだしてます。自坊の境内には医療施設がありますし(私も時々診療にあてってますよ)、本堂では健康のための体操とかもやってます。檀家さんだけじゃなく、一般の方々からの健康相談も受けています。お陰様で医療施設に通院していた患者様が檀家様になったこともあります。
「私の趣味は仏教的にアウトなんで・・・」というかた。もちろん違法なことはダメですが、違法じゃないけど仏教的にはちょっと・・ってものでも檀家さんがOKすればそれはそれでいいんじゃないでしょうか。
例えばお酒。仏教的にはどうかと思われますが、お酒好きの住職が本堂でお酒を飲みながらの座談会を開いているお寺を知っています。お酒は持ち込みなので、自分たちが好きなものを持ち込んで飲みながら住職の面白い話を聞くって会です。いつもはカタくて接しにくい住職だったけど、お酒を飲みながら話を聞いていたら住職のことが大好きになったって話を聞きました。お酒好きだからこそできるイベントですね。
とにかくお寺に人がきてくれないと何も始まりません。住職の趣味や特技は、そのきてくれるきっかけになります。さらには・・我々も趣味や特技で集客できるならば楽しいですよね。
では趣味を生かしたビジネスモデルでこんなのはどうでしょうか?バイクのハーレーが趣味の住職ということで・・・
キャッチコピー
【日本初(!?)バイク専門ハーレー寺】
コンテンツ
・車体祈願をハーレーに絞る
・廃車の際にはお葬式
・ハーレー専門永代供養墓(一部のパーツを収める)
・本堂で祈祷して清めたエンジンオイル
・住職といくバイクでのツーリング団参
・寺オリジナルバイクグッズ
・祈願○○回で住職が筆でヘルメットに○○を書いてあげる
バイク好き住職にはたまらない内容では?とくにツーリング団参なんて聞いたことないですね(笑)。「バイク坊主と行く○○山の○○寺までのツーリング団参」や「バイク住職監修バイクで巡る御朱印ツーリング」などなど、アイデアは尽きないですね。
ここでご縁のできたバイカーさんたちは、なんらかの仏事が必要となったら間違いなくこのハーレー寺に行かれると思いますよ。
類は友を呼ぶ。間違い無いです。
みなさんも自分の趣味・特技でお寺をアピールしてみてはいかがでしょうか?
寺院革命代表 熊澤