手焼きのワッフル
先日、子供がテレビでワッフルをみたらしくて、ワッフルが食べてみたいと言ってきました。
ワッフル屋さんってあまり周りにはないのでネットで色々調べてみたら、意外とワッフル専門店って多いんですね。
けど色々みても、どこも同じような内容・・・まあワッフルなんてどこもほぼ同じですしね。
そこで「手焼きワッフル専門店○○」というお店を見かけました。
「お!?手焼きワッフルか、ここは美味しそうだな」と思ってそのお店に行きました。まぁ味はというとワッフルはワッフルなので他との違いはよくわかりませんでした。

そして数日後、ふと思ったのが「手焼きワッフルって・・・どこもそうじゃないのか??」。
多分ですが・・・どこのワッフル屋さんも手焼きだと思います。
けどそのお店はその”当たり前”な情報をむしろ“売り”にして前面にだしてたんですね。
まぁ結果的には私はその”当たり前”の情報に特別感を感じてその店を選んだってことです。まさにそのお店の狙い通りって感じです。
さて、寺院運営をするにあたって、やはり選ばれるお寺になるように努力をしなければなりません。
けどやはり一般人からしたらお寺ってどこも同じに見えちゃうんですよね。
まさに上記のワッフル屋さんのように。
お墓を求めるときも・・・どこも同じような内容。だって一般人はお墓や仏事の専門家ではないので、決め手がないんですね。
そこで必要なのは、その方々の背中をポンって押してあげるきっかけです。
「○○寺と△△寺、お墓が欲しいけどどっちも同じような内容だなー、けど△△寺は□□があるんだー!?じゃあ△△寺のほうがいいかも」
この□□って意外と小さなことなことも多いです。こちらからすると「え!?そんなことだけで△△寺を選んだの!?」ってな感じで。
そこで「寺院革命」的アイデア。
我々坊さんが”当たり前”だと思っているお寺の情報を発信してみてください。
例えば、どこのお寺でも本堂で朝勤をしていると思います。それは坊さんにとっては当たり前すぎることかもしれません。けど一般人はそんなこと知りません。なので、「毎朝、本堂で心を込めてお経を唱えてます」と発信したら「毎朝!?このお寺はすごい!」とい反応があるかもしれません。
そのような当たり前の発信がないお寺と、「毎朝皆様のためにお経を唱えてます」と当たり前の情報を発信するお寺、一般人からしたら後者のほうが特別感があります。お墓を求める方からしたら、こんな小さな当たり前な情報でも、そこを選ぶ理由になります。上記の「手焼きワッフル」のように。
なのでみなさん、どんどん当たり前の情報を発信していきましょう!
「このお寺にはお坊さんがいます!」は当たり前すぎますが・・・
寺院革命代表 熊澤