売れる商品の条件
世の中には多くのヒット商品がございます。
商品をヒットさせるためには、様々な条件が必要です。
例えば「安い」。
今までコストがかかっていたものが、かなり安くなった、など。
例えばネット印刷の「ラクスル」。
今までポスターやチラシなどを業者に依頼すると結構コストがかかってましたが、様々なシステムをつくりかなり安くしてます。
今では多くのお寺さんも寺報などでラクスルを利用しているようです。
商品がヒットする他の条件は・・例えば「タイムリー」。
今現在(令和2年2月)、コロナのせいでそこらじゅうでマスク不足です。
ある意味マスクがメガヒットしています。
では、商品がヒットする条件で一番パワーがあるのは、なにかご存知でしょうか?
それは「不便を解消する」です。
日常の不便を解消するアイテムは間違いなくヒットします。
例えば、コクヨの「ハリナックス」。
今までホチキスってのは針でガチャンと紙をまとめていました。
けど針があると、シュレッダーするときにいちいち針をとらなければならないし、なんかエコじゃない、そもそも針がないと使えない。
そういう日常の「不便」を解消してくれたのが「ハリナックス」。
仕組みはご存知だと思いますが、紙の一部ををギュッと圧縮して紙をまとめてくれます。
今までのホチキスに不便を感じていた方々にとっては、まさに日常の不便を解消してくれる素晴らしいアイテム。
ということで覚えといてください。
人々の心を鷲掴みしてくれるのは「日常の不便を解消してくれる」ものやサービスです。
ここで質問です。
あなたのお寺、またはあなたは人々の日常の不便を解消してくれてますか??
もしそのようなシステムがあるお寺さんでしたら、檀信徒や参拝客で賑わっていると思います。
もし賑わってないならば、あなたのお寺は人々の日常の不便を解消してくれてないのかもしれません。
ではどのように不便を解消してあげればいいのか。
それはそのお寺さんによって様々です。
そのお寺さんのまわりに住んでいる人たちによってもかわってきます。
例えばご高齢の方々が多い地域にあるお寺さんの場合。
運動やリハビリを受けたくても、なかなかそういう場所が近くにないってご高齢者の方がいたとしましょう。
もしかしたらご高齢者のために運動やリハビリをしたいって人がいるけど、それを行う場所がないって場合もあるかもしれません。
ならばお寺の敷地内を開放してあげる、など。
リハビリを受けたいというご高齢者たちと、リハビリをしてあげたいけど場所がないって人たちの「日常の不便」を解消してくれます。
または檀信徒に対して。
世代交代により、法事等の予約をスマホでとれたらラクなのに、と考える人たちが増えてきました。
ならば、お寺のホームページに法事予約のメールフォームを設置するなど。
これらを可能にするためには、しっかりとアンテナを張って、檀信徒や近隣の方々がどのような日常の不便を感じているかリサーチしなければなりません。
そしてそれをお寺としてどうやって解消できるのだろうか。と、頭をフル回転させなきゃダメです。
お寺が動かないと、お寺で稼いでいる業者さんたちがどんどんお寺業界に参入して荒稼ぎしちゃいますよ。
「お坊さん便」のように。
あのサービスは、法事をしたいけどお寺との縁がない、自分でお寺を探すのがめんどくさい、お布施のシステムがよくわからない、お寺とあまり深く関わりたくない、という人々の日常の不便を解消してくれたサービスです。
そもそもお寺がそのような不便さにいち早く早く気づき、自分たちでそのような不便を解消できるような方法を提供していれば済んだ話です。
けど多くのお寺さんはその不便さを解消できていなかったので、今では多くの葬儀社等の業者さんがお坊さん派遣事業に参入してネット上で荒稼ぎしているのが現状です。
ということで皆さん、今から檀信徒が感じている日常の不便さを調査しましょう!
寺院革命代表 熊澤