ニーズは提供できている?
最終更新: 2020年3月31日
私はかなりのグルメです。
知り合いのお坊さんとかに美味しいお店の情報を聞いてよく食べに行ってます。
けど、できるだけ色んなお店に行きたいので、あまり同じ店には通いません。
なので、新しいお店にいくときは可能な限り、そのお店一押しの「ベスト」を食べたいんです。
そのお店の亭主に一押しを聞けば、大抵の場合そのお店のベスト・または一番力を入れている一品をいただくことはできます。
ということで、私は初めて行くお店では、その店の亭主にお勧めを聞きます。
そこで私が最もキライな答えは
「うちは全部お勧めなんで」
のような回答。
まったく求めていない答えです。
そりゃ亭主からしたら全てがお勧めかもしれませんが、その答えはただの自己満足。客目線ってのがわかってないですね。
亭主の言い分はわかりますが、我々はそんな答えを求めてないんです。
「うちは全部お勧めなんですが、○○が好きならば○○がいいんじゃないでしょうか」とするだけで、だいぶ印象も売り上げも好感度も変わってくると思うんですけどね。
ところで、皆様は檀信徒や参拝者の方々が求めている答えにちゃんと答えてますか?
例えばご自坊のホームページ。
檀信徒・参拝者目線で、しっかりとニーズに答えてますか?
実は私、お寺のホームページをネットサーフィングするのが好きで、夜な夜な様々なお寺のホームページをチェックしてます。
そこでよく見るのが、とにかく自分が言いたいことしか発信していない自己満足の塊にようなお寺のホームページ。
確かにそれはとても大切です。
けどホームページというのは、しっかりと中身を見てもらわなければアップしている意味がないです。
ちゃんと皆さんのニーズに応えてなければ誰も見てくれません。
お寺の歴史や、その宗派の教えなど、もちろんとても大切な情報ですが、それだけではホームページを見てくれる方は増えません。
では、どのような情報をアップすればいいのか。
それはそのお寺のコンセプトによって様々です。
例えば○○菩薩を勧請しているようなお寺さん。
その菩薩様がどのような菩薩かをアップするのはもちろんのこと。
その菩薩様に関する様々なエピソードやその菩薩様の写仏やグッズをアップしたり。
ネット上でその菩薩様を検索していた人が、そのお寺のホームページにたどり着くかもしれませんね。
ほかは、例えば観光地付近にあるお寺さん。
そういうお寺さんはお寺の情報以外で、お寺のまわりの観光スポットやグルメ情報をアップするなど。
ただただアピールしたいことだけホームページにアップするのではなく、人々のニーズを考えて、そのニーズに答えるようなコンテンツをアップすればホームページ訪問者もアップするはず!
寺院革命代表 熊澤