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寺院運営コンサルタントブログ

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旅する遺骨:送骨について

最終更新: 2月20日

皆様はご遺骨を郵送する「送骨」についてどう思いますか?



今まではお寺の永代供養墓に納骨するにしても、遺族はご遺骨をお寺にもってくる必要がありました、当たり前ですけど。



今では遺骨を郵送してしまえばそのような手間も必要ありません。



この「送骨」は最近できた葬送法の一つですが、やはり大切なご遺骨を郵送するのはかなり抵抗感はありますね。



多くのお寺さんも同じような思だと思われます。だからこそ「送骨ビジネス」は他業種にとられてしまいました。



やはり利用者からしたらご遺骨を郵送してお墓に入れるってラクですからね。利用者も年々増えています、確実に。



さて、私も送骨にはかなり否定的だったのですが、自坊の信者さんで地方に住んでいる親が亡くなりご遺骨をどうするか迷われていました。その方は体に不自由があり、そのご遺骨を取りに行けないとのこと。私も色々考えて、苦渋の決断で初めてご遺骨を自坊へ郵送してもらいました。



仏様にもご遺族の信者さんにも悪いことをしたなと思ったのですが、その信者さんは親の遺骨を取りにいけないということでものすごく悩まれていたそうです。送骨後、ご遺骨を永代供養墓に納めたらその信者さんは泣きながら感謝をされていました。送骨によって心が救われる方も存在するのが現実です。仏様のために、ご遺族のためにしっかりとした理念をもって送骨を行うことは、衆生を救済するための仏教の教えから外れてないのかもしれません、賛否両論ですが。



送骨のビジネスモデルは、今までお寺との縁がなかった方をターゲットにした納骨ビジネスの一種です。ネットで申し込めば、送骨用の箱が届き、その箱の中にご遺骨を入れて郵便屋さんに取りにきて貰えばご供養終了、という感じです。これほどラクな納骨法はないです。



「大切なご遺骨をラクに納骨するなんてとんでもない」とのお叱りの声も聞こえてきますが、体が不自由なのでご遺骨をもって地方の菩提寺に納めたくても納められない、などなど様々な理由で送骨を選ばれる方も多いので、送骨は絶対にダメとは言い切れないですね。



送骨ビジネスを取り入れている石材店や霊園は、我々が送骨に関して疑問を持っている間に、どんどんと送骨ビジネスを拡大してきました。



しかし彼らの送骨はあくまでもビジネスです。そこには我々僧侶のような仏様に対してのご供養の想いはない(ともいえませんが)です。私がそう感じたのは、実際にとある霊園に送骨を依頼した方からのご相談でした。霊園の対応がやはりビジネス的でご遺骨に対してすごく罪悪感を感じたとのこと。まぁビジネスなのでビジネス的なのは当たり前ですが。



手段には疑問があるかもしれませんが、衆生を救うための一つの“方便”としての送骨を心を込めてお寺が行うというのも決して悪いことではないと思うんですよね。



現に我々が動かなくてもご遺骨はもうすでに日本各地を飛び回っています。



寺院革命代表 熊澤

寺院運営コンサルティングプロジェクト

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